あとがき

みな:みなさん、お疲れ様でした〜!

美咲:わ〜! パチパチパチ!

彰:ようやく終わったな。

深愛:そうね。かなり長くなったけれどね。

環:結局、これ、どれくらいの量があるんですか?

みな:そうだね〜。文庫本だと、パソコン用紙一枚が2ページ分ぐらいだから、大体320ページくらいかな。

環:大体文庫本一冊と同じくらいなんですね。

みな:そだね。計算が適当だからちょっとすくないかもしれないけど。

深愛:でも、これで『夢色の世界』も終わりなのね。

美咲:そうですね。そう思うと、ちょっと寂しいです。

聡:せやな〜。ワイももうちょっとくらい活躍したかったわ。

環:環もです! もっと出たかったですよ〜!

美咲:そうですよね。わたしたちの出番は、お兄ちゃんや深愛先輩と比べて少ないですよね……。ちょっとガッカリです。

環:美咲ちゃんはまだ出てるじゃないですか!

みな:大丈夫大丈夫。この作品は小説でいうなら第一巻だし。むしろ美咲ちゃんや聡くん、それから先輩’sや環ちゃんなんかは二巻以降に登場回数増えてくるんだし。言ってみれば一巻の時点では顔見せ程度?

彰:…………………………。

深愛:…………………………。

美咲:…………………………。

環:…………………………。

聡:…………………………。

みな:あれ? みんな何驚いてるの。もしかして続くと思ってなかったとか?

彰:当たり前だろ……。どう考えたって黒幕はおじさんで、それを倒して『戦いは続く!』って感じの終わりだと思ってたぞ。

環:ってことは、まだ本当の敵とかは……。

みな:出てるわけないじゃない。村木のおじさんは脇役だよ。そもそも組織の影も形も出てないし、『光をもたらすもの』だって絡んでないし、彰や美咲の家庭事情だって書かれてないし、深愛ちゃんの妹の望愛ちゃんの話も書いてないし、聡や先輩たちだって話に絡んでないじゃないのさ。そもそも彰くんのライバルが出てない。

彰:そんなのいたのか……。

深愛:ということは、これいつまで続くつもりなの?

みな:そうだね〜。大体冊数にして四巻くらいかな。

彰:…………………………。

深愛:…………………………。

美咲:…………………………。

環:…………………………。

聡:…………………………。

みな:そんなに沈黙しないでもいいじゃない。さすがのみなちゃんもスネるよ?

深愛:わたし、降りたくなってきたわ……。

彰:偶然だな、俺もだ。

聡:ま、そないなこと言わんでもええやんか。

環:そーですよう! ちゃっちゃとこの話終わらせて、二巻いきましょう!

美咲:二人とも現金ですね。わたしも、出番があるのはうれしいけど。

みな:でも、二巻の前に別の作品挿むかもだけどね。

美咲:他にも何か書いてるんですか?

みな:ちょっとね。まだアイディアだけなんだけど、暗殺者を養成する学校のお話とか、命を賭けたオンラインゲームのお話とかね。

美咲:暗殺者って、お友達が書いてる『AnsweRer』のようなですか?

みな:そう。ぶっちゃけ、学園物で面白いネタないかな〜って考えてるときに、ARの更新があったから、暗殺者養成学校とかあれば面白いんじゃない? みたいに思いついたの。ま、本家本元からお説教くらいそうだから、設定だけ考えてお蔵入りになりそうだけど。

美咲:完璧オリジナルで書けるなら面白いかもですけど。

みな:うん。みなも上手く書けば面白いんじゃないかな〜と思ってる。だって、授業で普通のカリキュラムに加えて『狙撃学』とか『薬品調合講座』とか『基本ナイフ殺人術』とか『殺害計画学』とか『変装実習』とか習うんだよ? 実習でも、高学年になったら殺人実習とかあったりして、もうどんな学校だよ! って思うよね。

環:確かに、それだけ聞けば面白いかもですけどね。

美咲:……でも、普通に考えて物騒すぎますよね。

みな:ま、ね〜。

聡:じゃあ、もういっこのオンラインゲームの方書くんかいな?

みな:それもどうだろうね。オンラインゲームを題材にした話なんていっぱいあるから、こっちも設定だけ考えて書かないかも……。オンラインゲームと連動したプログラムがあってね、一定期間内にログインしないと死んじゃったり、ゲームオーバーになると死んじゃったりね。

深愛:要するに、行き当たりばったりなのね……。

みな:……せめて臨機応変って言わない?

深愛:言いません。

みな:ま、そんなこんなだけど、この『夢色の世界』自体もこれから続いていくので、気が長い人は待ってあげてください。それでは、この辺でお別れですね〜。

美咲:またね〜。

彰:俺たち、いつ解放されるんだろうな……。

深愛:気にしたら負けよ……。





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